育成制度EDUCATION

育成の考え方THOUHT

私たちONE for Animalsが従業員育成においてもっともたいせつにし、専門性の高い整形外科の獣医師を目指すためにひとりひとりに心がけてもらっていること。それは、「気づく・見る・学ぶ」こと。中でも、「気づく」ことは使命です。

ONE for Animalsがご提供する医療は高額医療です。とはいえ、患者さんはそれぞれで異なる事情を抱えています。治療費がかさむことで諦めざるを得ない方もいれば、ご高齢で通院やリハビリがなかなか思うようにいかない方、思った以上に重い症例で手術ができずご帰宅いただく方もいらっしゃるのが現状です。

私たちが自らに厳しく課しているのは、「この子を治すためにはこの治療が必要です。そのための治療費はいくらで、治療期間はいつまでになります」で終わらせたらいけないということ。すべての患者さんに心からご満足いただける獣医師になるためです。

たとえ費用的な問題や症状によって手術や治療ができなかったとしても、できる範囲で最善を尽くすチームでありたい。今後もその想いとクオリティを保ち、患者さんはもちろん、かかりつけの一次診療病院の先生方のご信頼にお応えしたい。

もちろん、高度なスキルを身につけたり、知識を蓄えるための勉強も大事です。でも、なにより忘れてはいけないことは、すべての飼い主さんの「動物を飼う幸せを守る」ことと、「動物を飼う幸せを知ってもらう」こと。

万が一の高額医療を考えると金銭的に苦しいからと、動物を飼うことを躊躇させてしまったら本末転倒です。そのためにも、できる範囲で最善を尽くし、きちんと力を発揮する人材になる。飼い主さんと動物のそれぞれの個性や立場、想いを含めて「気づく」ことができる獣医師に。

患者さんに常に寄り添える従業員育成は、私たちONE for Animalsのたいせつな方針です。

研修ステップTRAINING

私たちONE for Animalsでは、入社後の最初の3年間を「研修ファーストステップ」と銘打ち、研修期間として定めています。

まず最初に、レントゲンの撮り方、保定や触診の方法、術後の管理などの指導はもちろん、実際に診察と手術の助手として現場で見て学んでもらい、補助業務をすべて担当してもらいます。

少し慣れてきたら、上記に追加し、患者さんと対面してヒアリングをしながら患部の確認や原因を探り、患者さんからの情報と自身で行った診察をもとに検査を組み立て、しっかりと対処する実務まで。

その後、リハビリ評価も担当し、執刀以外のほぼすべての実務をマスターすることが3年間の「研修ファーストステップ」のカリキュラムです。

つづいて、3年間で身につけた実務を行いながら、手術に関するすべてのデータを自分で揃えて、患者さんの理解を促しながらきちんとした説明を行う術前インフォームを担当。この術前インフォームを半年〜1年に一度、ONE for Animals所属の獣医師全員の前で発表します。そこで合格したら、説明に使用した手術はOKとされ、次の段階へすすみます。

ただし、症例ごとに手術OKの合格ラインに達しても、最初から全部執刀していいというわけではなく、オーソドックスな手術から担当してもらいます。すべてにおいて段階を経てカリキュラムをクリアさせるのがONE for Animalsの育成です。

過去の育成例CASE

大学在学中

大学6年から卒業までの約1年間、週1日、アルバイトとしてONE for Animalsに在籍。

研修医1年目〜3年目

約3年間、一次診療病院に勤務しながら、週1日、研修医としてONE for Animalsに在籍。手術の助手、検査の補助、診察時の保定、インフォーム時に担当医の後ろで必要事項をメモなど各実務を担当する。

入社1年目〜3年目

ONE for Animals入社。大学院で週3日、整形外科を学びながら、同じく週3日、ONE for Animalsに勤務。研修医1年目〜3年目で担当した各実務に加え、報告書や入院指示書の作成、診察全体のコーディネート(診察時のつなぎ役として器具の配置など)を行う。入社3年目の終わり頃から診察を担当する。

入社4年目〜現在

主治医として患者さんを担当し、手術まで行う。手術件数は月によって変動があるが、平均すると毎月10〜15件。最初はオーソドックスな症例から執刀し、少しずつ先輩獣医師がいないときでも任されるようになってきた。

メッセージMESSAGE

現在、獣医師の働き方は変遷しており、獣医業界も今後かなりの激動が予想されます。
その中で、自分の強みとして揺るぎないひとつの武器をもって、
整形外科分野の獣医師として輝きたい、貪欲に道をすすんでいきたいという、
確固たる意志をもった獣医師を目指す人を募集しています。

私たちONE for Animalsは、そんなあなたをチームの一員として迎えたいと考えています。

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