TAKAYA ISHIGURO理学療法士 石黒崇也先生

あなたにとってONE for Animalsとは

あらゆる専門家の集まりですね。確かに整形外科に特化していますが、そんな中でも整形外科一色というより、専門職のプロとして技術と頭脳を持ち合いながら、それぞれの獣医師が独自性豊かな個性で集まり、業界の発展のために取り組んでいるイメージが強いです。

人間と動物のリハビリの違いや、人間のリハビリと比較して充実感を感じることとは

10年近く前から月1回、動物を診るようになり、今は月2回ONE for Animalsで担当していますが、人間と大きく違うことは、飼い主さんの喜びなどの反応がダイレクトなので、こちらもなおさら充実感を感じるということ。

人間の場合、いざリハビリが必要となったら、自分の体や家族がメインになります。そうした中で、「自分の体だからいいや」とネガティブになってしまう期間が存在するんですね。ところが動物の場合、飼い主さんが常に一生懸命なんです。「この子のために」と熱心に取り組む方が多く、その気持ちや姿勢は非常に強く感じるし、こちらがむしろ感化されています。

また、飼い主さんの体力や事情も考慮しながら、飼い主さんと動物が取り組みやすいリハビリをいくつか作成し、その中からもっとも合った方法を提示したり選んでもらうようにサポートしています。基本的には人間のリハビリで使えるノウハウを動物に応用していますが、結果が出ると動物だけではなく飼い主さんの目の色が変わって生き生きしてくるのでうれしいですね。

今後の目標

獣医業界は「動物と人との共存」という観点から、動物を介して地域に根ざしていけると実感しています。

人間と動物、双方のリハビリを担当する立場から見ると、動物のリハビリには必ず人間を必要としているので、自然とそこにつながりが生まれるんですね。こうした捉え方が日増しに芽生える中で、リハビリを通じて人間と動物の架け橋になることが目標になりました。

また、人間、動物双方を担当する理学療法士が少なく、この分野では先端をいっているのかなという自負があるため、今後さらに学会へのレポート提出を増やすことも目標にしています。ONE for Animalsで担当した症例をもとに、自分自身の経験を活かしながら業界に貢献できるよう、尽力していきたいと考えています。

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